秋の乾燥期、ショート・ボブのスタイリング剤はミルク・オイル・バームで選び分ける
空気が乾いてくると、同じ髪型でも朝のまとまりが変わります。ショート・ボブ専門の美容師が、ヘアミルク・ヘアオイル・ヘアバームの役割の違いと、髪質・骨格別にどれを選べばいいかをまとめました。

9月の後半に入って、空気が乾いてきました。カットは何も変えていないのに「朝、決まらなくなった」という声が増える時期です。
原因の多くは髪型ではなく、使っているスタイリング剤が夏のままだということ。ショート・ボブは長さがない分、つけるものの選択で仕上がりが大きく変わります。ミルク・オイル・バームの3つを、役割で選び分けてみてください。
1. ヘアミルク|乾かす前の「土台」をつくる
イメージ図:ミルクは乾かす前。中間から毛先に、手ぐしが通る程度に
ミルクは油分と水分のバランスがよく、軽い乳液状。タオルドライのあと、乾かす前に中間から毛先へなじませて使います。仕上げではなく下ごしらえの位置づけです。
向いている人:髪が細い人、やわらかくてボリュームが出にくい人、毛先が絡まりやすい人。
サロンでの見立て:ショートで髪が細い方がオイルから入ると、根元が寝てその日一日つぶれたままになります。まずミルクで毛先だけ整えて、根元は何もつけずに乾かす。この順番にするだけで、後頭部の立ち上がりが一日もちます。トップが割れやすい方も、根元を避けるのが正解です。
2. ヘアオイル|面のツヤと、広がりの抑え
イメージ図:オイルは毛先中心に。表面に一本のツヤの帯が出れば適量
オイルは髪の表面を覆って、摩擦と乾燥から守りながらツヤを出すもの。秋のボブでいちばん出番が多いのはここです。前回の記事で「秋はまとまりとツヤ」と書きましたが、その質感を担当するのがオイルだと考えてください。
向いている人:髪が太い人、硬い人、乾燥して広がりやすい人。
サロンでの見立て:あごラインのボブで毛先が外にはねる方は、量より「つける場所」です。全体にのばすと根元が重くなるだけ。耳から下、それも内側から手のひらでプレスすると、面がそろってはねが収まります。カラーを重ねている方は、夜の乾かす前にも少量足しておくと翌朝が違います。
3. ヘアバーム|襟足と前髪だけを動かす
イメージ図:バームは手のひらで完全に溶かしてから。つけるのは襟足と前髪の毛先だけ
バームは油分が多く、束感と動きを出しながら広がりも抑えられます。ワックスほど固まらず、自然な質感で止まるのが使いやすいところ。必ず手のひらで透明になるまで溶かしてから使います。
向いている人:くせが出やすい人、髪が多い人、ショートで毛流れを出したい人。
サロンでの見立て:ショートこそ、バームは全体につけないこと。襟足の生えぐせが跳ねる方は襟足だけ、前髪が割れる方は前髪の毛先だけ。米粒より少ない量で足ります。生えぐせの向きに逆らわず、指でつまんで方向を決めると、乾かし直さずに修正できます。
共通して言えること
順番は「ミルク → 乾かす → オイル → 必要なところだけバーム」。3つ全部を毎朝使う必要はなく、髪質に合う2つで十分です。
そして量。ショート・ボブは長さがない分、ロングと同じ量をつけるとほぼ重くなります。半分から始めて、足りなければ足す。これだけで「べたつく」の相談はほとんど解決します。
※記事内のイメージ図はAIで作成した説明用のイラストです。実際の仕上がりは骨格・髪質によって変わります。
どれが似合うかは骨格と生えぐせで決まります。カウンセリングで一緒に決めましょう。
RESERVE
どれが似合うかは、骨格と生えぐせで決まります。
カウンセリングで一緒に決めましょう。新宿駅南口 徒歩3分、ショート・ボブ専門の美容室です。

WRITER
宮下 雅人(雅流〜GARU〜)
新宿のショート・ボブ専門美容師。「乾かすだけでおしゃれになれる」を軸に、骨格・髪質に合わせた似合わせカットを提案しています。
参考にした情報
- 美的.com「オイル・ワックス・バームの『違い』と人気・おすすめアイテム【9選】」
- MTG ReFa公式「ヘアオイルとヘアミルクの違いは?髪質別の選び方や正しい使い方を紹介」
- TB-PLUS SCOPE!「ヘアバームの正しい使い方と選び方。ヘアオイル・ワックスとの違いも解説」
※内容は自分の言葉で書き直しています。画像はすべて当サロンで撮影したものです。
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