ヘアケア約3分

秋の乾燥期、ショート・ボブのスタイリング剤はミルク・オイル・バームで選び分ける

空気が乾いてくると、同じ髪型でも朝のまとまりが変わります。ショート・ボブ専門の美容師が、ヘアミルク・ヘアオイル・ヘアバームの役割の違いと、髪質・骨格別にどれを選べばいいかをまとめました。

秋の乾燥期、ショート・ボブのスタイリング剤はミルク・オイル・バームで選び分ける

9月の後半に入って、空気が乾いてきました。カットは何も変えていないのに「朝、決まらなくなった」という声が増える時期です。

原因の多くは髪型ではなく、使っているスタイリング剤が夏のままだということ。ショート・ボブは長さがない分、つけるものの選択で仕上がりが大きく変わります。ミルク・オイル・バームの3つを、役割で選び分けてみてください。

1. ヘアミルク|乾かす前の「土台」をつくる

タオルドライ後にヘアミルクを中間から毛先になじませているイメージ図 イメージ図:ミルクは乾かす前。中間から毛先に、手ぐしが通る程度に

ミルクは油分と水分のバランスがよく、軽い乳液状。タオルドライのあと、乾かす前に中間から毛先へなじませて使います。仕上げではなく下ごしらえの位置づけです。

向いている人:髪が細い人、やわらかくてボリュームが出にくい人、毛先が絡まりやすい人。

サロンでの見立て:ショートで髪が細い方がオイルから入ると、根元が寝てその日一日つぶれたままになります。まずミルクで毛先だけ整えて、根元は何もつけずに乾かす。この順番にするだけで、後頭部の立ち上がりが一日もちます。トップが割れやすい方も、根元を避けるのが正解です。

2. ヘアオイル|面のツヤと、広がりの抑え

ボブの毛先にオイルを少量なじませ、表面にツヤの帯が出ているイメージ図 イメージ図:オイルは毛先中心に。表面に一本のツヤの帯が出れば適量

オイルは髪の表面を覆って、摩擦と乾燥から守りながらツヤを出すもの。秋のボブでいちばん出番が多いのはここです。前回の記事で「秋はまとまりとツヤ」と書きましたが、その質感を担当するのがオイルだと考えてください。

向いている人:髪が太い人、硬い人、乾燥して広がりやすい人。

サロンでの見立て:あごラインのボブで毛先が外にはねる方は、量より「つける場所」です。全体にのばすと根元が重くなるだけ。耳から下、それも内側から手のひらでプレスすると、面がそろってはねが収まります。カラーを重ねている方は、夜の乾かす前にも少量足しておくと翌朝が違います。

3. ヘアバーム|襟足と前髪だけを動かす

指先で溶かしたバームを襟足と前髪の毛先にだけつけているイメージ図 イメージ図:バームは手のひらで完全に溶かしてから。つけるのは襟足と前髪の毛先だけ

バームは油分が多く、束感と動きを出しながら広がりも抑えられます。ワックスほど固まらず、自然な質感で止まるのが使いやすいところ。必ず手のひらで透明になるまで溶かしてから使います。

向いている人:くせが出やすい人、髪が多い人、ショートで毛流れを出したい人。

サロンでの見立て:ショートこそ、バームは全体につけないこと。襟足の生えぐせが跳ねる方は襟足だけ、前髪が割れる方は前髪の毛先だけ。米粒より少ない量で足ります。生えぐせの向きに逆らわず、指でつまんで方向を決めると、乾かし直さずに修正できます。

共通して言えること

順番は「ミルク → 乾かす → オイル → 必要なところだけバーム」。3つ全部を毎朝使う必要はなく、髪質に合う2つで十分です。

そして量。ショート・ボブは長さがない分、ロングと同じ量をつけるとほぼ重くなります。半分から始めて、足りなければ足す。これだけで「べたつく」の相談はほとんど解決します。

※記事内のイメージ図はAIで作成した説明用のイラストです。実際の仕上がりは骨格・髪質によって変わります。

どれが似合うかは骨格と生えぐせで決まります。カウンセリングで一緒に決めましょう。

RESERVE

どれが似合うかは、骨格と生えぐせで決まります。

カウンセリングで一緒に決めましょう。新宿駅南口 徒歩3分、ショート・ボブ専門の美容室です。

宮下 雅人

WRITER

宮下 雅人(雅流〜GARU〜)

新宿のショート・ボブ専門美容師。「乾かすだけでおしゃれになれる」を軸に、骨格・髪質に合わせた似合わせカットを提案しています。

参考にした情報

※内容は自分の言葉で書き直しています。画像はすべて当サロンで撮影したものです。

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